天道
「ロイヤルワンダープラネットにある『ロイヤルワンダー学園』」
加賀美
「そこは宇宙中の王族が集まる、素敵なキングとクィーンになるための学校だ」
天道
「俺はこの星で上等なサバが手に入る、と明石から聞いたんだが」
加賀美
「……と、とにかく、実はとっても厳しい学校で、友達も作れない! こうなったら――」
天道
「こうなったら『サバ味噌強奪計画』をやっちゃっちゃおう、というわけだ」
加賀美
「……何しに来たんだお前」
命がけの冒険に、今日も旅立つ者がいる。密かに眠る危険な秘宝を守り抜くために、あらゆる困難を乗り越え進む冒険者たち!
地球のプレシャスでは飽き足らず、宇宙へ飛び出したボウケンジャーに、何故か同行する天道と加賀美。
しかし彼らを待っていたのは、哀しみにとらわれた独りの少女が巻き起こす、文字通りの悲劇だった。
「人格〈キャラクター〉」を奪われた者たちが、人知れず流した涙を背負う、その少女の正体は……
――天の道を往き、総てを司る!
どうもこんにちは、コレ書いた著者・馳川HTB<Hasegawa eichi_Tie_Be>です。
この小説は、2006年5月28日に、おジャ魔女どれみ中心イベント『ぷにケット13』にて発行した同人誌『仮面ライダーカブトGyu!』を、加筆訂正したものです。
……タイトルだけ見ると何が何やらですが、一応『ふしぎ星の☆ふたご姫Gyu!』と『仮面ライダーカブト』、および『轟轟戦隊ボウケンジャー』のクロスオーバー作品になっております。
ただし……今作では。非常に申し上げにくいことですが。ファイン&レインにマトモな出番はありません。
っていうか、ふたご姫1年目のメンバーは、可能な限り出しておりません。意図的に。
その代わり、ゲストキャラとして登場するのが、コミック版のふたご姫『ふしぎ星の☆ふたご姫〜ラブリーキングダム〜』(ちゃおフラワーコミックス、全2巻)に登場したミルロ。
ちゃおで阿南まゆき先生が連載されたこの作品、ご存知のふたご姫ファンも多いとは思いますが、ミルロの性格がアニメ版&
バースデイの原作HPと違ってて。
そのせいか、アニメにミルロが登場した前後。コミック版では4話以降、ほぼ登場しないままで完結しちゃったんですね。
その後の出番は、わずか1コマ。でも最終回の、最後の最後で姿をみせず、付き人に自分の宝石をふたご姫に届けさせてる彼女に惚れ込んじゃって。
どうか彼女に救いをと思い、一本書き上げた次第です。
なお、本編の時間軸について。刊行当事の5月末の状況が、そのまま反映されてます。
『カブト』は、仮面ライダーサソード=神代剣が現れる前。すなわち、加賀美がガタックになる前です。
『ボウケンジャー』は、ボウケンシルバー=高丘映士が登場する前です。
……今回出せなかったキャラは、続編として公開致しました『
仮面ライダーカブトGyu2!』で登場します。特に坊ちゃまは、エリザベータとコンビを組んで大立ち回りをさせましたんで。
『Gyu!』は、ふたご姫が入学したばかりの頃。トーマの洗脳が解ける前、ですね。
呆れるほどの長編ですが、ごゆっくりとお楽しみくださいませ。
あ、ところで。
前述の「人格〈キャラクター〉」のように、文章中で〈〉に囲まれた部分は「ルビ」としてお読みください。<ruby>タグを使うと改行がどうしてもズレてしまうので、この処置を取らせていただきました。ご了承ください。
一方《HENSHIN》や《合体シフトON!》は、バックルなどの機械音声です。《仮面ライダーカブト》や《ダイボウケン》など、作品内の用語・固有名詞に使われることもあります。ああ、我ながらややこしい……
最後に。
本コンテンツのフォーマットは、

さんのHTMLデザインファイルをお借りして製作いたしました。心より御礼申し上げます。