■天道総司〈てんどう・そうじ〉《仮面ライダーカブト》 <AS:水嶋ヒロ>
自称「天の道を往き、総てを司る男」。21歳。
容姿端麗文武両道、唯我独尊傍若無人な最強の「俺様」。自らを「太陽」に例え、世界の生き物はアメンボから人間まで全て救っており、過去未来現在全ての時代において最も完璧な人間だと思っている。
一方で妹を溺愛、困った人は必ず助けるなど、決して傲慢だけではない。尊敬する祖母の言葉《天道語録》を、何度となく引用している。
本人曰く、料理の腕は「プロ以上」。
「他者のために自分を変えられるのが人間だ。自分のために世界を変えるんじゃない。自分が変われば、世界は変わる。それが天の道――」
■加賀美新〈かがみ・あらた〉《仮面ライダーガタック》 <AS:佐藤祐基>
秘密組織ZECTの見習い隊員。21歳、A型。
天道とは対照的に、感情的な熱血青年。元高校球児で、甲子園の出場経験も。
弟・亮の敵討ちのため、全てのワームを倒そうとZECTに入隊する。カブトゼクターを天道に奪われたが、その後友達ともライバルともつかない不思議な関係を築く。
一度は《仮面ライダーザビー》の資格者となるも、天道との友情を選び自ら資格を返上。その後絶望を乗り越え、真の希望で立ち上がりガタックの資格者となる。
「アメンボから人間まで、地球上のあらゆる生き物を守るんじゃなかったのか! お前がそんなでかい奴だからこそ、俺はお前を超えたいと思ったんだぞ!」
■矢車想〈やぐるま・そう〉《仮面ライダーキックホッパー》 <AS:徳山秀典>
元・ZECT精鋭部隊シャドウの初代隊長。27歳。
《完全調和〈パーフェクトハーモニー〉》の精神を掲げる、部下思いのエリート。ZECTからカブト抹殺指令を受け、天道としのぎを削ることに。一度は料理対決で勝利する実力を見せ付けたが、カブトに執着する余り完全調和の道から外れ、ザビーゼクターから見放されてしまった。
その後やさぐれた姿で再登場、正義感も完全調和も失い、自虐的で他者全てを羨む性格に激変。曰く「この世の地獄を見た」そうだが、詳細不明。影山を義弟兼相棒とし《地獄兄弟》を結成、暗闇の中で光を求めんとあがき続ける。
「俺の相棒を笑ったのはお前か? 俺も笑ってもらおう。変身」
■影山瞬〈かげやま・しゅん〉《仮面ライダーパンチホッパー》 <AS:内山眞人>
元・シャドウの三代目隊長。20歳。
かつては矢車を慕うシャドウのサブリーダーだったが、復帰を望んだ矢車を追い落とし三代目のザビー資格者となる。だが組織への忠誠に依存するあまり、ゴンを誘拐するなど非人道的な行為も辞さず、時には剣に協力を仰ぐためバースデーソングを唄うなど中間管理職的な悲哀も見せる。
そんなある日キックホッパーに敗北。ザビーゼクターは彼の元を去り、シャドウからも放逐される。だが矢車からホッパーゼクターを差し伸べられ、義兄弟の契りを交わした。
「俺はアニキも知らない闇を知ってしまった……連れて行って欲しかったけどさ、俺はもう一生この闇から出られないよ。さよならだ、アニキ」
■風間大介〈かざま・だいすけ〉《仮面ライダードレイク》 <AS:加藤和樹>
フリーのメイクアップアーティスト。22歳。
女性を花と称し、「花から花へと渡る風」として世の全ての女性を守ることが信条。無論男性には冷たく、ライダーの資格者であることも煩わしいと思っている。
以前天道と対決したことがあったが、完敗を喫した。以後もちょくちょく顔を合わせ、何だかんだで天道たちに危機を救われる中、ウカワーム=間宮麗奈との悲恋を経験。8歳の少女・ゴンは今でこそ相棒だが、彼女が18になったらわからない……?
必殺技は、風間流奥義《アルティメット・メイクアップ》で、男女問わず魅了させる精神攻撃をも兼ねている。
「大切な人がワームだった、ただそれだけのことだ」
■神代剣〈かみしろ・つるぎ〉《仮面ライダーサソード》 <AS:山本裕典>
英国の名門貴族であるディスカビル家の本家筋である、神代家の当主。20歳。
しかし神代家は経済的には完全に破綻しており、じいやと共に「ショ・ミーン」の心を学び、復興のため日夜奔走していた。
高貴な振る舞い「ノブレス・オブリージュ」を信念とし、「カ・ガーミン」という親友を得て根の優しい部分を見せ始めた。運動能力も天道に匹敵、よきライバルとして加勢したことも。一方成り行きで矢車を慕い、地獄兄弟入りしたことも。
姉の仇たるスコルピオワームが自分自身だと知り絶望するも、全てのワームを倒すという誓いを果たすため天道に自ら倒され、ワーム殲滅の一端を似ない、クリスマスに絶命……
「俺は全てのワームを倒さなければならない! 俺自身もな!」