…えー。

余りにも凄い文章をいただいてしまったので、すっかりおびえてしまった管理人は、こうやってわざわざページまで変えて、感想文を添付することにしたのでした。切腹。ぐふっ

いや実際問題として、物語の直後にエッセイ的な文章を載せるのも興ざめかな、と。特にこのような場合は…

管理人とFMさんの出会いは、『どれみっち研究所』さんの…って常にこのパターンですが、管理人はこの『どれ研』さんで初めて「ネット上からのお付き合い」ということを学ばせていただいたので、致し方ないのです。それはともかく。
『どれみっち研究所』さんには、「おジャ魔女SS」という投稿小説コーナーがありまして、管理人も何度かお世話になったのですが。
そこでFMさんの、この『記憶の残光』を拝読し、一気にファンになってしまった、と。そんな展開です。

おかげで、即売会で初めて直にお会いした時には、もーガッチガチでした(笑)。いやマジで。
そしてその場に居合わせたちたせいさん、フォローどうもでした(ぺこり)。



そして、感想文ですが。

無理です
いや何が無理かって言いますと、管理人にはこういった文章は書けません。
…当たり前か。

特に注目したのは…あいこの行動です。
傷つくことを恐れず、正面からはづきに話を持ちかけたあたりはまさに「あいこ」らしいし、その後何度もはづきに手紙を送っているというところも…
離婚後、ずっとあいこ宛てに手紙を送り続けていた、あいこ母の影響が垣間見れて…
ああ、やっぱり「あいこ」は「あいこ」なんだなぁ、と感動すら覚えました。

とにかくリアルなんです。そこで描かれているキャラが。
こういった、一見(・・)「バッドエンド」的な展開だと、なかなかキャラクタを原作に忠実に動かすことはできません。
何故なら、何らかの表現をしたくなるほど原作にハマっていけば、どんどんキャラクタに感情移入していって、結果「バッドエンド」にさせることを躊躇してしまう。割り切ることができないんですね。
(だから逆の意味で、ひたすら不幸な18禁エロパロを描けるかたを、それはそれで凄いと思ったりします。管理人は全く読めませんが)

…ちなみに管理人は、ギャグにしておちゃらけさせることが精一杯ですね…それだけじゃダメなんですけど。某大長編(爆笑)でやらなきゃいけないし…

でも、FMさんのこの原作に準じた、「生きた」キャラクタたち。
こういったリアルな描写があるからこそ、管理人はそこに"救い"を感じます。

一見「不幸」に見える展開かもしれません(特におんぷあたりは…)。
けど、やっぱりそのような展開にあっても、彼女たちは彼女たちらしく「生きて」るんですよね。

管理人は重度の「矢田×はづき」主義者ですが、これっぽっちも憤りを感じなかったです。
きちんとした筋道を立て、キャラクタの動かし方に嘘がなく、それでいてはかなさを感じる、切ない展開。

この"物語"の中でも、はづきは幸せなんじゃないか。そう思います。
親友たちは、ずっと「親友」のままでいてくれる。
きっと矢田だって、矢田のままでいるのでしょう。

「輝かしい日々」は戻るのか、それとも戻らないのか。
それは管理人には想像することもできませんが、「はづき」の「はづき」らしい幸せをつかんでくれれば、別に矢田とくっつかなくたって構わないんです。

たどり着いた日常が、「バッドエンド」か、そうではないのか…それは、これからのはづき自身が決めることだと思います。
そしてFMさんのこの文章からは、決して「バッドエンド」ではない"何か"を、感じ取りましたよ。管理人は。

ウソップ「…たとえいつの日か、何もかも失って、無人島で一人死の瞬間をむかえたとしても…おれはおれの人生を誇り、こう言って死ぬのだ!! おれは"勇敢なる海の戦士"ウソップだ!!!!」(『ONE PIECE』第118話より)

公開日:2002年07月21日
第一次修正:2002年09月23日
第二次修正:2003年06月17日